初心者でもできる銘柄分析と投資方法
●チャートパターンから銘柄選定
ここでは、チャート・テクニカル分析の基本を覚えてください。株価は過去の変動と同じような動きをすることが多いので、未来を予測するにはチャートパターン分析が必須項目となります。
大切な3つのチャートパターン
チャートとは、一般的には株価の動きを表したグラフのことで、ロウソク足チャートとも呼ばれています。このチャートを分析することである程度の株価予想ができるのです。テクニカル分析といっても難しく考える必要はありません。まずは、次に紹介するパターンだけを視覚的に覚えてください。これだけでも銘柄選定や売買時期の予測がある程度は判ります。
以下の三つのチャートパターンを覚えてください。
- Wボトム 読んで字の如くチャートが「W」(株価下落で安値→上昇→下落で再び安値→上昇)の形になっている銘柄を探し出してください。見方は・・・。2度目の上昇時に1度目の上昇時につけた株価を上回るようであれば、さらに値上がる可能性が高いと判断できます。
- 上昇トレンド チャートがジクザクしながらも上昇していれば、上昇トレンドに乗っていると判断できます。今後も値上がる可能性が高いことが分かります。
上昇トレンド銘柄の買い時は、株価が一時的に移動平均曲線(一定期間の終値を平均値で結んだライン)まで下がったところです。

- もみあいブレークアウト 株価が小幅で上下しながら横ばいの状態で、そこから上昇している、つまり蛇のようなチャートをしている銘柄も狙い目となります。買い時は、もみあっている株価が突然上昇しだしたとき。再上昇はしばらく続く可能性が高いといわれています。
(※上記のグラフはファックスで後送しますので、よろしくお願いいたします)
●ファンダメンタルズ分析の基本
企業の業績や財務内容を調べることは株式投資の基本となりますが、まずは次の2点をチェックすることが大切です。
- PBR(Price Book-value Ratio):株価純資産倍率
PBRは、株価を1株あたりの純資産額で割ったもので、これが1倍を割り込むという事態は、株価の総額が純資産額を下回っていることを示しています。その会社の株式を買い占めて資産を売り払えば儲かるということで、異常な低株価とも言えるのです。
東京証券取引所に上場している企業の数百社は株価PBRが1倍を切っています。このような株式はインフレ傾向になると、株価を上げる可能性が高いので株価PBR1倍から2倍程度の株式をピックアップしましょう。
但し、このよなバリュー株の中には経営状態が悪いケース(倒産する)もあるので、口座を開設しているネット証券の株式ニュースをチェックすることが肝心になります。いくら安くても倒産してしまったら元もこうもありません。紙クズになりますか
- PER(Price Earning Ratio)
1株当たりの税引き後の利益に対して何倍の株価がついているかという指標です。これによって相対的に市場において割安かどうかを判断し現在の株価の妥当性を検証します。ピックアップする株式は株価PER10倍から15倍以内がベストです。
●一攫千金を狙うならばIPO投資
値上がり必須で入手困難な新規上場株式を手に入れるための秘策
IOPとは、東京証券取引所(東証)などの市場で投資家が自由に株式を売買できるようにするために企業が行う新規株式公開のこと。一般的には新規上場と呼ばれています。この株式のことをIOP株といい、上場すると株価は公募価格の数倍になる可能性が高い。
但し、IOP株は上場前に公募(抽選)が原則なので、購入希望者は多く抽選に当たるのが至難なのです。しかし、諦めてはいけません。
イートレード証券の場合は、IOPチャレンジポイントというサービスがあり、抽選に漏れる度にポイントが加算されます。この取得したポイント数によって当選確率が高くなり、例えば10ポイントなら11倍も抽選に当たりやすくなります。このような、抽選に外れた回数に応じて当選確率がアップするシステムをとことん利用して、とにかく応募し続けることが肝心。ちなみに、ネット関連のオールアバウトは、募集価格22万円が新規上場によって株価は200万円を超えたこともあるのです。企業の新規上場スケジュールは、各ネット証券のサイトで簡単に見られ、口座を開設していれば簡単に申込むこともができます。
意として、IOP株は上場した翌日から数日後に株価が下がる傾向があるので上場とたら直ぐに売り抜けることが肝心です。
●会社四季報で分析
『会社四季報』(東洋経済新報社刊、年4回・3月、6月、9月、12月発行)は、情報が多い分、初心者は何をどう見みて、どう判断すればいいのかが難しいので、株価上昇の可能性のある銘柄選定に役立つ極基本的な情報に絞って紹介しましょう。
- まず、欄外の太い矢印をチェックしてください。これは、予想営業利益が前号時に比べて増額した場合は上向きの矢印になり、プラスマイナス5%の場合は横向きの矢印、減額している場合は下向きの矢印で表現されています。矢印が上向きに2つある場合は30%以上増額しているので期待が持てるということになります。
- 会社情報の欄の【 】の中に大増額と表記してあれば、それは利益を増額しているという意味になるので、これも狙い目銘柄となる。
- 利益・活動状況の欄で「会社計画営業利益○円は過少」と表記されていれば、会社が利益・上方修正を発表する可能性があることを表している。
●配当・優待スケジュールを把握する
上場している銘柄の中には、例えば東京電力のように株主に対して毎年1割配当(金)を続けている企業もあれば、株主優待として自社製品や商品券を配るところもあります。
株式投資は売買によるキャピタルゲインの他にもメリットがあるのです。しかし、いつ株を買っても配当や株主優待が得られるわけではなく、権利を得るには各企業が決めた「権利確定日」や「割当基準日」に株主名簿に名前が記されていなくてはなりません。
そこで、権利確定日に名簿に掲載されるためには、権利付き最終売買日と呼ばれている権利確定日の5日営業日前(土日祝日は含まないで算定)までに買っておく必要があります。極論を言えば、この日1日株を持っていて次の日に売っても権利は得られることに。買い方のコツは・・・。権利確定日が近づくにつれ株価は高値になることから、少なくとも1ヶ月前までに購入しておくこと。
企業の権利確定日が違うことを利用すれば、有効投資も可能です。例えば、権利確定日が2ヶ月間ぐらいずれている銘柄を予めピックアップして投資すれば、その度に株主利益を得られることになります。このときのポイントとして、価格変動が安定している、横ばいチャートの銘柄を選定すると株価下落リスクをある程度ですがヘッジできます。
●指数組入れ銘柄を狙う
株式分割、業績修正、配当確定日など株価を大きく上昇させる、企業イベントは結構あります。このトレンドを掴み売買すれば勝てる可能性も高くなるというわけです。例えば、時々行われる日経平均株価や東証株価指数などに新規で組み込まれる「指数組入れ銘柄」が狙い目になります。指数組入れ銘柄の株価変動は、発表日に株価が上昇し、数日後に発表前の株価程度まで落ち、そこから組入れ日前・当日まで上昇しチャートがM字パターンになることが多いので、買うのであれば、発表数日後の株価が落ちたところが基本になります。売り方の基本は・・・。組入れ日前日には一般投資家はもちろんインデックスファンドなどからも大量に買い付けが入るので、組入れ当日の朝一番(午前9時)に売り抜けることが肝心です。
指数組入れ日などの企業イベントスケジュールを知る方法は、ライブドアファイナンスのマーケットカレンダーが便利です。
●OL観察
ネット・トレードブームによって、株式投資をゲーム感覚で楽しむ人も増えています。そのせいか、株式銘柄を選定のときには企業のファンダメンダルなどを精査に分析するというよりも、直感的なひらめきで選ぶ人も多くなりました。しかし、この傾向はバカにできません。昨今の株式市況では、このようなマーケットの影響力はかなりなものになっていることも確かなのです。特に女性の中でヒットした商品を扱う企業の株価が堅調である(アジエンスが好調な花王など)。また、女性の消費動向は一方方向に大衆的に動くことからメガヒットになりやすいということもある。そこで、有効なのが隣のOLをじっくり観察することなのです。どんな化粧品を使っているのか、また、どんな雑誌を読んでいて、その中でどんなアイテムに興味を持つのかなどがとても参考になります。女性に受けそうな商品トレンドを掴むことも株式投資成功の第一歩と言っても過言ではありません。 |